2016/02/29 12:10

今まで、

原画だけを、額に入った絵やキャンバスに描かれた絵だけを見せ、気に入ってもらえたら購入してもらうことを大切にしていました。
自分の作品を『商品』にするなんて…

じゃあ自分はどうして絵を描いているの?
自分だけでしまっておけばいい。自分だけの世界…自己満足?
いや。
何かを作り出し、目に見えるものにすることはその作品の気持ちに責任を持たなくてはいけないと気づきました。
描いた後、クローゼットやファイルに閉まったままにされた絵の気持ちは…

絵は、見てもらいたいんだ、
絵は、見てもらって、何かを感じてもらいたいんだ、
それは私の気持ちにもシンクロしている。
強がってかっこつけて自分だけで終わらせて、本当の悲しい気持ちに蓋をしては、本当の表現者じゃないと気づき、じゃあどうやってたくさんの人たちに私の絵を見てもらい、手に取ってもらえるかを考えるようになりました。
そして…
勇気を出して形にした作品たちがここに並んでいます。
これからも、たくさんの絵たちがいろんな形でここに登場していきます。



どうか、あなただけの
ひとつきりのオリジナルストーリーに手を取り、一緒に生活していける絵に出会えたら。
それが、私の絵だったら、とても幸せです。